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意外と当たる!? 有馬記念「ケントク買い」のふしぎ

アーモンドアイは本当に盤石なのか?

実力的にはアーモンドアイ「一択」だが…

いよいよ明日22日(日)、年に一度の超決戦・有馬記念が中山競馬場で開催されます。ふだんはほとんど馬券を購入していない人でも、「有馬だけは買う」という声をよく聞くほどに、この〝暮れの風物詩〟は例年、大きな盛り上がりを見せています。

出走馬と騎手がほぼ固まってからというもの、今年もさまざまな予想がスポーツ新聞紙面やSNS上を賑わせてきました。

そうした中、この1年間に起きた出来事や世相から類推した色や数字(誕生日なども含む)、ジンクス、JRAの宣伝(ポスターやCM)から見出したサインなどを反映させた馬券考察、いわゆる――出走馬の実力そのものを度外視した――〝ケントク買い〟に注目が集まるのも、このビッグレース=有馬記念の大きな特徴といえます。

たとえば、アメリカ同時多発テロが起きた2001年の有馬記念では、1着マンハッタンカフェ・2着アメリカンボスで決まり、日韓共催のサッカーW杯が行われた2002年にはコイントスが3着に食い込んで馬券に絡みました。

最近でいえば、「今年の漢字」に「金」が選ばれた2016年にはゴールドアクターが3着に来て、「北」が選ばれた2017年にはキタサンブラックが優勝しています。

また、2010年有馬記念表彰式のプレゼンターを務めたのは白鵬でしたが、「白」=1枠のヴィクトワールピサが1着、2014年はプレゼンターの長嶋茂雄氏と同じ誕生日(2月20日)のジェンティルドンナがやはり1着でした。

「結果論に過ぎない」「後付けでは?」といってしまえばおしまいですが、こうした馬券考察を楽しむ競馬ファンも意外と多いのではないでしょうか。

現役最強馬が〝心配〟な理由

では、今年の象徴的な出来事を振り返ってみると、令和への改元、ラグビーW杯・日本代表のベスト8進出、ゴルフ・渋野日向子選手の全英女子優勝、消費税10%、イチロー選手の引退などがありました。

出走16頭中11頭のGⅠ馬が出そろう今年は、目下〝現役最強馬〟にしてファン投票1位に選出されたアーモンドアイに大きな支持が集まっているわけですが、実は彼女、ケントク買いの対象としては〝盤石〟とはいえません。

なぜなら、亥年に開催された過去5回の有馬記念では、1番人気の馬がすべて敗れているというジンクスがあるからです。

直近の2007年では9番人気(マツリダゴッホ)が勝ち、1番人気(メイショウサムソン)は8着に沈んでいます。さらにさかのぼると、1995年に制したのは6番人気(マヤノトップガン)で、1番人気(ヒシアマゾン)は5着でした。

アーモンドアイが〝心配〟な理由は、それだけではありません。消費税(3%)が初めて導入された1989年、5%に上がった1997年、さらに8%となった2014年の有馬記念を制したのは、いずれも4番人気の馬(イナリワン、シルクジャスティス、ジェンティルドンナ)でした。

つまり、消費税が絡んだ年の有馬記念では、1番人気の馬(オグリキャップ、マーベラスサンデー、ゴールドシップ)が敗北を喫しているのです。はたして10%にアップした今年はどうなるでしょうか。