高校サッカー選手権「J1チーム不在」の県がいま強豪の理由

変わりゆく高校サッカーの歴史と役割
小宮 良之 プロフィール

名前を挙げた高校は、J2以上のクラブがない都道府県の代表校ばかりだが、J1チームがある都道府県勢は、昔ほどの権勢を誇っていない。人材をクラブユースに根こそぎ持っていかれるだけに、J1クラブがない地方が躍進しているのだ。

 

2005年に乾貴士を擁した野洲(滋賀県)が旋風を巻き起こしたころから、この流れは顕著になっている。盛岡商(岩手)、鵬翔(宮崎)、富山一(富山)、星稜(石川)などが次々に大会を制覇。柴崎岳、室屋成などを輩出してきた青森山田は、2016、2018年と2度優勝している。

センシュケンは甲子園同様、日本スポーツ独自の文化と言える。お祭りのような大会かもしれない。しかしそこで繰り広げられるドラマは本物で、それが若者たちを覚醒させてきたのだ。

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