「私には家族の物語がない」フィンランド34歳女性首相、驚きの人生

レインボーファミリー育ち、小学生でデモ…
岩竹 美加子 プロフィール

3人目の女性首相、国会議員の47%が女性

マリンには、もうすぐ2歳になる娘がいる。育児休暇をずらして取って、夫と共に子育てをしてきた。 誰もキャリアか家庭かの選択を迫られるべきではない。父親にも育児をする権利と義務がある、とマリンは言う。

しかし国会議員の間でも、子どもが生まれると仕事がおろそかになるだろう、野心を失って行くだろう、と見られる傾向があることを体験した。

「前に進んで行けば行くほど、道は困難になる。残念ながら、女性であることも関係する。政治は今も男の世界」とマリンは語る。

フィンランドは、女性の政治進出が進んでいる。マリンは、3人目の女性首相であり、現在、国会議員の47%は女性である。また、2000年から2012年までの間は、女性が大統領だった。しかし道のりは、まだまだ険しい。人口550万人の小さな国だが、政治的闘争は激しい。

〔PHOTO〕gettyimages
 

若者世代の人気を集める可能性

マリンは、年齢、レインボーファミリーの出自、労働者階級との繋がり、「左翼性」などの点から、若い世代の人気を集める可能性があると分析されている。

フィンランドには「基本フィンランド人」という右翼政党があり、近年、支持者を増やしているが、それに影響が出るかもしれないという見方もある。

フィンランドは、社会の変化が早い。そして、これからも変わり続けるだろう。今後の進展を追っていきたいと思う。

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