photo by Getty Images

36歳エンジニアが作った会社の価値がトヨタにも迫る…中国の光と影

ユニコーン大国のこれから

中国には、多数の「ユニコーン企業」が誕生している。いまや、中国は、アメリカと並んでユニコーン大国だ。

バイトダンスの企業価値はトヨタの3分の1に迫る。ただし、巨大化した企業が未公開のままというのは、本来の市場経済のあり方から見て、疑問なしとしない。

 

中国のユニコーン数はアメリカに次ぐ

「ユニコーン企業」とは、未公開で企業の価値が10億ドル以上の企業を指す。

アメリカの調査会社 CBインサイツが発表したデータによると、2019年8月において、世界全体にユニコーン企業は393社ある。

国別に見ると、1位はアメリカで全体の49%、2位は中国で 24%だ。これで全体の73%を占める。

このように、現在の世界のユニコーン企業のほとんどがアメリカと中国に集中しているのだ。

2010年代前半においては、世界のユニコーン企業のほとんどがアメリカとヨーロッパにあった。世界のユニコーン企業の国別分布は、この数年で急速に変化したことになる。

中国ユニコーン企業の状況については、上記以外にいくつもの調査がある。中国での調査もある。

5月上旬、胡潤研究院は、中国のユニコーン企業数が200社を突破して世界一を達成した、としている。

中国科学技術部が3月下旬にまとめた「2017年中国ユニコーン企業発展報告」によると、中国の2017年時点のユニコーン企業は、2016年の131社から33社増加して、164社となった。

CBインサイツの調査と比べて、定義の違いなどのため数に差があるが、中国にユニコーン企業が多いことに変わりはない。