インフルエンザの猛威が予想されている。

小西恵美子さんは、24歳のときにリウマチを発症し、長年闘病を続けてきた。薬漬けの日々を脱却したいと、鍼灸やツボナージュなどの東洋医学も学んで体質改善の決意をしたのは、発症してから20年近く経ってからのことだった。

そして今、発症より30年経って、一番体調がよく、薬のない生活を送っている。治療法については小西さん個人の体験ではあり、治療の効果は個人差があるが、身体の仕組みや栄養の意味を知り、身体本来の力を強めるのは、健康な体の人にとっても大切なことではないだろうか。

インフルエンザに罹患するのは体力的にも大きな打撃を受ける。健康体の人でもそうなのだから、リウマチと付き合って生きている小西さんにはさらなる打撃で、だからこそ小西さんは「予防」に細心の注意を払っているという。しかしどうしたら予防できるのか。

小西さんが分子整合栄養医学の先生の元に実践し、その効果を体感した「食べ方」により、身体本来の力が上がったことを実感してきたという。その食べ方についてはこれまでの連載でもお伝えしてきたが、今回は特にインフルエンザ予防に効果の高い食べ方を中心に、予防法とかかったときの対処法を教えてもらおう。

「私を育んだリウマチ」今までの連載はこちら

インフルエンザ流行の季節

冬の乾燥した冷たい空気はインフルエンザのウイルスにとっては好都合である。鼻やのど、気管支には、空気と一緒に細菌やウイルス、小さなゴミなどの異物が入ると、粘液で包んで外へ出す働きがある。しかし乾燥して気温が低いとその機能が低下する。

通勤や通学、外出など、電車やバスで移動する。駅の人混み、満員電車は避けられない。デパート、劇場や映画館と人が集まる場所に出向くこともある。

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インフルエンザにかかると、私の身体は甚大な打撃を受けるので、細心の注意が必要である。

インフルエンザウイルスは、発症する1日前から感染力をもっているという。潜伏期間は、わずか1~2日と言われている。ウイルスは飛沫感染や接触感染だ。感染者が手を触れたところに触れるとウイルスが付着し、その手で目や鼻、口などに触れると、粘膜から体内に入り感染する。

38度から40度の高熱が出現し、鼻やのどの乾燥、強い悪寒、頭痛、全身の筋肉痛や倦怠感に襲われる。鼻水、咳などの呼吸器症状、のどの痛みへと移行する。急激な発症が、風邪とは違う症状である。

インフルエンザウイルスが体内で増殖するスピードはすさまじく、およそ8時間で100倍に。わずか1つのウイルスが24時間で100万個にも達する。

乳幼児や高齢者では肺炎、気管支炎、慢性気管支炎などの合併症がおこしやすい。

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