六代目山口組・高山若頭、ついに敵の牙城に乗り込み「勝利宣言」

神戸山口組に「乾坤一擲」はあるか
溝口 敦 プロフィール

神戸側の「頼みの綱」

確かに神戸山口組の敗色は濃いが、しかしまだ確実に負けると限ったものではない。頼みの綱は早ければ来年1月にも実施されるという「特定抗争指定団体」の指定らしい。

 

先の団体幹部が説明するのだ。

「特定抗争に指定されると、最大の問題は5人以上が屯(たむろ)できない、屯すれば現行犯逮捕されるということです。つまり自分を含めて4人までしか屯できない。

これで困るのは首脳が移動するときのガードです。たとえば高山清司若頭は新幹線で移動するとき、平時でも8人のガードをつけることで有名です。身の周りに3人、隣のシマに2人、車両の両端に各1〜2人のガードを配する。これが全部で3人までの減員を強いられる。乗用車で移動するときも、身の周りに3人は配置できても、前方1、後方1の警護車をつけるのは不可能です。

ということは、特定抗争に指定されれば、敵の警護が手薄になる。本気で襲撃する気があるなら、襲撃して相手を仕留められる可能性がある。特定抗争指定を悲観だけするのは間違ってます」

神戸山口組に戦闘継続の意志があるなら、まだ戦い方はあるという伝言だろう。しかし、神戸山口組に戦う気力が残っているか、多分に心もとない。