# マーケティング

日本の若者たち、「コト消費」から「ヒト消費」に激変していた…!

忘年会スルーするのもその一環
鈴木 貴博 プロフィール

20代・30代の「おカネの使い方」

忘年会への参加は建前上任意であるというその会社で、ある女性社員がリーダーにはっきりと言った言葉が「忘年会に参加する時間もお金もどちらももったいない。上司の話を聞く必要があるならその時間の給料を払って欲しい」ということでした。

〔photo〕iStock

その職場の忘年会は飲み放題つきの居酒屋で会費は5000円だったそうです。

幹事さんも大変だとは思いますが、昨今の給与事情の中で若手社員がお金のやりくりを考えれば、私もこの社員の考えはアリだと思いました。

「会社が職場をまとめる目的で忘年会を開く」という本音を考えると、働き方改革時代の忘年会のめざすべきところは会費ゼロどころではなく、逆に残業代を4000円ぐらい支払わないと合わないと考える社員がいるのです。

 

3つめの話はコンサルタントの仕事の一環でM1層F1層とよばれる20代から34歳までの世代のお金の遣い方について調べたときの話です。

この層があまり消費をしないということがどのメーカーにとっても経営課題になっているため、コンサルタントや調査会社は定期的にこのユーザー層がどのようなライフスタイルを送っているのかを調べたりします。

それで何人かに具体的に話を聞いてみると、これは当然サンプルとして偏りがある話ではあるのですが、共通点としてはモノにはほとんどお金をかけない。一方でスマホにはアプリやアクセサリーを含めてたくさんお金を使う。映画を見たり飲食店にもよくでかけるしタクシーにも乗る……というようなことが見えてきました。