心が折れっぱなし…「双子育児」の過酷すぎる現実を知ってほしい

ベビーカー問題だけじゃない苦労
川村 真貴子 プロフィール

多胎児の育児には、小さく生んだことによるリスクが伴うこともあります。長男は生後4か月でRSウイルス感染症による肺炎で10日間、入院しました。これは低出生体重児が生後6か月ごろまでに感染すると重症化すると言われている病気です。この時は次男を病院に連れていくこともできず、義母に手伝いに来てもらって乗り切りました。

我が家は双子しかいませんでしたが、多胎児に兄や姉がいると、年齢が少し離れていれば育児の助けになることもありますが、年齢が近い場合はそのきょうだいのケアが重要です。

言葉の分からない乳児の多胎児よりも少しは理解できるようになったきょうだいに何かにつけて我慢をさせてしまっていると嘆く双子ママ友がいました。まだ、自分も甘えていたい年ごろなのに、多胎児の弟や妹の世話に追われる親の姿に自分から我慢をすることが多いそうです。きょうだいの心のケアも大事ですよね。

他の子どもよりも小さく生んでしまったことへの罪悪感、病気がちな子どもを不憫に思う気持ち、きょうだいへのうしろめたさなどが多胎児の親の心にうずまき、精神的に追い込んでいくのだと思います。

 

ちょっとの外出でも「一泊二日」並の荷物

多胎児は、お出かけも大変です。ミルク、おむつ、おしりふき、着替え、タオル、哺乳瓶、お湯の入った保温性のある水筒。すべてが人数分必要なので、ショッピングセンターにちょっと買い物に行くのにも大人が一泊二日で旅行に行くぐらいの荷物になります。

車で出掛ける場合はチャイルドシートに乗せるのが一苦労。一人を乗せている間、目に入るところにベビーカーを置いて、目配りしながら、もう一人を乗せます。