心が折れっぱなし…「双子育児」の過酷すぎる現実を知ってほしい

ベビーカー問題だけじゃない苦労
川村 真貴子 プロフィール

NICUにいる間は哺乳瓶から飲むことが多かったため自力での哺乳力が培われておらず、乳房を含ませてもすぐに口から出してしまいます。最初のうちは母乳にこだわっていた私もさすがに体力が持たなくなり、2か月半ほどで全面的に人工乳に切り替えました。

これで1時間おきの授乳は免れましたが、時間差で泣かれると、やっと寝付いた一人がもう一人の泣き声で起きてしまって、また、寝かしつけるということも、たびたびありました。寝かしつけの無限ループです。

〔PHOTO〕iStock

人工乳に切り替えたことでメリットもありました。母乳は母親しか与えられませんが、人工乳ならば父親でもできます。我が家では双子育児のパートナーとして夫が最初から戦力になってくれたため、そこは、恵まれていました。それでも二人で一日に15~18回ほどの授乳をこなすので、いつも、二人であくびをしていました。

 

自分も泣きながら寝かしつける

そんな夫は、寝不足ながらも仕事で外の社会と接点がありますが、私はひたすら双子と向き合う毎日。寝たきりの乳児の生活サイクルは、(ミルクを)飲む→寝る→(排便を)出す→泣く→飲む、の繰り返しです。この単調なサイクルが一日中、子どもの人数だけ時間差で延々と続くわけですから、親のストレスはたまります。

日中、私が一人の時に子どもがぐずると、一人を抱きかかえ、もう一人はハイローチェアに寝かせて足で揺らしながらあやします。それでも泣き止まない時は、一人は抱っこ、一人はおんぶで前にも後ろにも子どもを抱え、もうどうしたらよいか分からなくなった私も泣きながら、寝かしつけたこともありました。