2019.12.18

急速な野党合流は「最強の無所属議員」中村喜四郎が仕掛け人だった

共産党まで巻き込んだ連携の裏側
小川 匡則 プロフィール

弱者がいがみ合ったところで

中村の頭には、衆院選に備える意味でも、小選挙区で当選圏内にある「1区福島伸享(無所属・前)、5区浅野哲(国民民主・現)、6区青山大人(国民民主・現)、7区中村喜四郎」の4人が当選するために、県内での野党の状況を整備しておくことが必須だとの考えがあった。

「そこに(立憲民主党の)福山(哲郎)幹事長にも来てもらった。『なんでこういう候補者選定になったのか』『なぜこの候補者なのか』『今頃になってこういう状況になったのはなぜか』というのを、野党第一党の幹事長が来て説明すべきだと言ったら、彼(福山)も来たんだ」

 

福山は参院選の候補者をめぐるゴタゴタに関して、「いろいろな形で不手際があって、ご迷惑をかけた」と詫び、選挙協力を要請した。

中村は「選挙は協力し合わないといけないのに、弱い野党がいがみ合っていては展望なんて描けない。政治家はそういう戯言を気にしていたのではダメで、前を向いていかないといけない。勝つためにはみんなで協力するんだ」と檄を飛ばし、わだかまりを抑えた。

こうして、7月4日に水戸で行われた小沼の出発式には中村を含む4人が並び、参院選での野党共闘の図式が出来上がった。

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