さりげないおそろい感

ファッションの色、柄、素材などを部分的に揃え、「さりげないおそろい感」を演出することを、“リンクコーデ”と呼びます。リンクコーデは、ペアルックのようにあからさまではないけれど、家族や親子、恋人や友達が、一緒に過ごす時間を楽しんでいる雰囲気を醸し出します。

このようなカラーコーディネートの方法は古くからありますが、インスタグラムなどのSNSが普及するにつれて、一般の人々の間にも広まってきました。リンクコーデを取り入れるだけで、インスタ映えするからです。

愛子さま、6歳のお誕生日に。おそろいの黒のタートルネックがモダンな印象(photo by gettyimages)

雅子さまのファッションを振り返ってみると、SNSが普及する前から、天皇陛下、愛子さま、そして、愛犬とのリンクコーデを取り入れていたことがわかります。私たちが雅子さまのファッションに憧れだけでなく、親しみような感覚を覚えるのは、こうしたリンクコーデも要因のひとつかもしれません。

天皇皇后両陛下は、「国民の中に入り、国民に少しでも寄り添う」という新しい皇室像を思い描き、実践しようとなさっていると報じられています。さりげないリンクコーデからも、令和の皇室のあり方、そして、令和という時代を生きる家族の関係性が浮かび上がってくるようです。