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2020年、日本企業の「大再編」がいよいよ動き出す…!

主役はソフトバンクとトヨタ

ソフトバンクGが「日本企業の大再編」を巻き起こす

この1年を振り返って最も衝撃を受けたニュースは、ヤフーとLINEとの経営統合の発表だった。記者会見が行われた11月18日、ヤフーの川邊健太郎社長とLINEの出澤剛社長から示されたのは「米中に次ぐ第三極を目指す」という大胆なビジョンだった。

これを聞いて、皆さんはどう感じられただろうか。

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「夢物語」と思われた方もいるかもしれないし、「希望」を持たれた方もいることだろう。筆者の受け取り方はこうだった。

この統合はソフトバンクが核となり、日本の全産業を巻き込んだ大再編の重要な布石の一つとなる。それはまた、ソフトバンク・トヨタを中心にした日本連合の布石でもある――。

ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長がビジョンファンドで展開するAI群戦略。それは日本の全産業にとっても欠かせない戦略である。筆者はここ数年をかけてソフトバンクGの「AI群戦略」を詳しく分析して著書『ソフトバンクで占う2025年の世界』をこのほど上梓したが、ソフトバンクGに関する近年のニュースの中でも、特にヤフーとLINEの経営統合はビッグイシューだった。

筆者が日本の産業の近未来を推し量ったときに確信を持っていることがある。それはソフトバンクGこそが日本連合の中核となるということだ。

これからその証左を一つずつ説明していくが、まずは近未来の産業構造の全体像を抑えておく必要があるだろう。