〔PHOTO〕武田裕介

大物芸能人の心も鷲掴み!丸山桂里奈式「付箋コミュニケーション」

「いいこと書こう」と思わなくていい

行動の読めない天然キャラとぶっちゃけトークで、バラエティ番組に引っ張りだことなっている、元サッカー女子日本代表でタレントの丸山桂里奈さん。彼女には、出演する番組の共演者に、ほぼ必ず手土産と直筆の手紙を渡すという独特の習性が。しかも、手土産はたいてい「駄菓子」で、手紙の内容が「謎すぎる」ことから、多くの共演者がその内容をSNSにアップし、大きな反響を呼んでいる。

 

そんな「謎手紙」の実物と受け取った相手の感想が多数掲載された初の書籍『丸山式「謎手紙」のススメ』(中央公論新社)が11月に発売。同書からは、謎手紙の謎すぎる内容が「怖い」「意味が分からない」と受け取った人々の心をザワつかせている一方で、「おもしろい」「うれしい」と喜ばれてもいて、いいコミュニケーションツールになっていることがうかがえる。

実際のところ、丸山さんは「謎手紙」にいったいどんな思いを込めているのか。本人に聞いてみた。

丸山桂里奈さん

写真:武田裕介 構成:持丸千乃

駄菓子で幼い頃の「キレイな心」を思い出してほしい

――そもそも、手土産と手紙を共演者の方々に渡し始めたきっかけは?
 
丸山桂里奈さん(以下、丸山) うちの親は人に会うときに必ず手土産を持って行くので、それが私にも血筋として残っているんです。昔から友だちやサッカーのチームメイトにもあげていたので、共演者の方にあげるのもその流れで。手紙も、親がよく手紙を書く人だったから、やっぱり血筋ですね。手土産に手紙をつけると、ただ渡すだけじゃなくて、自分の気持ちを乗せられるところがいいと思っています。

――血筋とはいえ、芸能界の先輩の方たちに渡すのは緊張したのでは?

丸山 しました! 3年前にタレント活動を始めてすぐの頃から渡し始めたんですけど、今でも緊張しますよ。でもやっぱり、渡したい気持ちのほうが強いので。そういえば最初、マネージャーさんに「渡してもいいかな」と相談したときに、「『つまらないものですが』と言って渡したほうがいいよ」とアドバイスされたんですけど、それには本気で怒ってしまいましたね。だって、私にとっては「つまらないもの」じゃないですから。

取材の際も関係者に渡しているようで、この日も編集(左)とライター(右)の2人に駄菓子をくれた。当たったらもう1個くれるシステムになっているらしい(ハズレだった)

――手土産は駄菓子なんですよね。決してつまらないものではなく、丸山さんにとっては大切なものだと。どうして駄菓子なんですか?

丸山 私が昔から駄菓子が大好きだからですが、駄菓子を食べて子どもの頃の気持ちを思い出してほしいという思いもあります。大人になると、みんな心が歪んで汚くなるじゃないですか。それが薄汚れなのかメチャ汚れなのかは人それぞれだけど、駄菓子を食べていた子どもの頃は必ず心がキレイだったはずなので、その心を思い出させたいんです