中国人観光客が、日本の電車・バスに「感動している」意外なワケ

彼らからは日本がこんな風に見えている
中島 恵 プロフィール

ほかにも、投稿頻度が高いのは、駅員が一生懸命、障害者の介助をしている姿だ。

階段しかない駅で、駅員が車椅子用の階段昇降機を使って、乗客をホームまで運んでいるところに出くわした男性の言。

「日本にはこんな機械があるのか、とびっくりしました。こういうものがあれば、障害者の方もひとりで外出できて安心ですね。ホームと車両の間の隙間に、鉄板のようなものを渡して、車椅子の人を乗車させてあげているところも見ましたが、感動のあまり、思わず遠くから何枚も写真を撮ってしまいました」

男性が続ける。

「温かいな、すばらしいな、と思ったのです。中国ではまだできないことだから……。その写真をSNSに載せたら、友だちからのリアクションもすごかった。もう日本に対して絶賛の嵐でしたよ(笑)、投稿している自分まで褒められているような気持ちになりました」

〔PHOTO〕iStock
 

日本人は、駅員が障害者の介助をしているところも、ふだんから見慣れている。もちろん、そうした現場を見かけたらポジティブな気持ちを抱くとは思うが、「感動する」というほどではないだろう。

だが、中国の公共交通機関に乗り慣れている中国人からすると「なんて親切なんだ!日本の駅員さん最高!」「どんだけ親切なの?」「こういうところが中国との大きな差なんだよ!」「日本がうらやましい!」という気持ちになるそうだ。