人気イラストレーターの松尾たいこさんは、幼少期の影響もあって、自分に自信を持てずに生きてきました。地元広島を出てイラストレーターを目指し上京したのは30歳を超えてから。つい数年前までひとりでランチも旅もいけませんでした。

そんな松尾さんが、50歳を超えた今、ひとりで短期留学に行ったというのです。英語を学ぶということ、やりたいことを実現するということ、勇気が出ない自分の背中を押したのは何だったのか伝えてもらいました。

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申し込みを済ませてから夫に報告

10年ほど前まではひとりランチすら出来なかった私が、ひとりカウンター寿司、国内ひとり旅、海外ひとり旅(向こうで友人と合流しましたが)……と一歩づつゆっくりとできることを増やしていき、自分に自信をつけバージョンアップしてきたことは以前の記事にも書きましたが、ようやく念願だった「語学留学」も実現することができました。

場所はセブ島で、11月に1ヵ月滞在。すでに6月には行くことを決めて、申し込みを終えていました。

本当はすぐにでも行きたかったのですが、やはり1ヵ月も日本を留守にするためには仕事のスケジュール調整が必要です。
冬にかけて2冊の本を出版することになっており、それが10月中に校了する予定だったこと、またいくつかの連載に関しては早めに仕上げれば、11月なら1ヵ月お休みして語学留学をたっぷり堪能できると考えて日程を決めました。

実際、9〜10月は猛烈に働き、全てを終えてすっきりーという感じで出発する予定でしたが、甘かったです……。いくつかの仕事は終わらず、セブ島でも週末には仕事をすることになってしまいました。

夫には、申し込みを済ませ飛行機の予約を終えてから、事後報告。「おおっ。いよいよ行くことにしたんだね」と、私の成長を喜んでくれているようでした。

申し込んでからは、周りの意見に流され自分の気持ちが変わることが怖くて、出発の1週間ほど前までほとんど誰にも話すことなく出発しました。
でも出発してからは、この意を周りにも話すことで背中を押してもらおうと、あえて毎日インスタグラムにその日々を投稿することに決めていました。

周りの意見に揺れ動くのが怖くて出発前は言わず、出発してから毎日公開。そうすることで自分のやる気を引き出した TaikoMatsuo公式インスタグラムより

さっそく成田空港での出発前の写真とともに「みなさん、あたたかく見守ってくださいね!」と投稿したときには、「まじですか!」「すごい!」「楽しんで頑張って」などたくさんのコメントをいただき、勇気づけられました。