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日本株の巨大リスク…海外投資家が呆れる「日産・関電・積水ハウス」

いまの「買い」はこのまま続くのか

海外勢は8週連続買い越しだが

海外投資家の資金が日本株に向かっている。日本取引所グループがまとめている投資主体別売買状況(週次、2市場1・2部合計)によると、1月4日から9月27日までの38週のうち、「海外投資家」が買い越していたのは、わずか7週だった。それが、9月30日から11月29日の9週のうち8週が「買い越し」になった。この間の買い越し額は2兆円を超えた。

日経平均株価が2万1000円台から2万3000円台に駆け上がった背景には、こうした海外投資家の日本株への投資姿勢の変化があったわけだ。売買高の過半を海外投資家が占める日本の株式市場では、彼らの動向が相場を決める。

 

2018年は海外投資家が5兆7400億円を売り越した。売越額としては「ブラックマンデー」の暴落があった1987年以来、31年ぶりの高水準だったと報じられた。

9月末まで、2019年も海外投資家の2年連続の売り越しは必至だとみられていたが、ここへ来て、年間合計で「買い越し」になる可能性も出てきた。2020年の相場を占う上でも、海外投資家の買い姿勢が年末に向けて続くかどうかが大きな焦点になっている。

外部環境からすれば、日本株には追い風が吹いている。米中貿易戦争の余波で米国の年金基金などは中国企業向けの新規投資に二の足を踏んでいる。また、香港での抗議行動の余波で、香港市場から外国人投資マネーが逃げ出しているとされる。そうした資金が出遅れ感の強い日本株に引き続き向いてくる可能性は十分にあるのだ。