シンプルに言えば、給与は会社の売上よりも高くは払えません。
会社として1億円を売り上げていて、メンバーが10人いて、かつ成果が均等である場合、一人あたりの売上げは1000万円です。
この場合、全員に1000万円ずつ給与を支払っていては、会社に利益が残りません。当たり前ですね。仕入れを安く抑え、その分を人件費(給与)に充てている会社もありますし、他の事業が好調なので同業他社よりも高い給与水準を出す会社もあります。
ここでお伝えしたいのは、入ってくるお金(売上)と、出ていくお金(経費、仕入れ原価など)、残りが利益、が基本となる以上、同じ業界の利益構造は似てくるということです。
言い方を変えると、異業界の給与水準には違いが明確に出てきます。
みなさんも、ボーナスの時期や、新卒採用が活発になる季節に「業界別の年収ランキング」を見たことがあると思います。
世代別にまとめているケースもあり、例えば40代の平均年収について
と、実に3倍以上の差があります。
先に少し触れたとおり、給与水準は同じ業界内でも一律ではなく、差があるものではありますが、業界の違い・ビジネスモデルの違いによるそもそもの給与水準の差は大きいということをわかっておきましょう。