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「6割の人は年収が上がらない」思ったよりも厳しい転職活動のリアル

後悔しないために知りたいこと
転職を機に、給与面も含めてステップアップしたい、そう思う方も少なくないでしょう。しかし、調査によると、転職した人の約4割しか年収アップを果たしていないが現実です。
決してバラ色ではない転職活動のリアルーー。『年収が上がる転職 下がる転職』の著書があり、累計5000名を超える人たちと面談してきた転職エージェント、山田実希憲氏が解説します。

6割の人は年収が上がらない

転職して年収が上がった人、現状と変わらなかった人、下がった人の割合をご存知で しょうか。

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厚生労働省が雇用動向調査結果として毎年発表している資料があります。

その中の「転職入職者の賃金変動状況(平成30年)」という統計表では、およそ40%の 人が年収が上がり、30%は変わらず、30%が減少したとなっています。

つまり、転職した人のうち60%が年収が変わらず現状維持か、下がっているということになります。

それはなぜなのか、少し整理してみましょう。

 

一般的に年収が下がるケースとして多く見られるのが、直前年収を基準としながら、転職先の会社での実績はまだ出ていないので今の年収よりも(10%以内程度)低く提示さ れるケースです。

想定年収の提示は、期待値が数字となって出てくるものです。

企業にとっても人材にとっても、今までの経験が活かせるイメージを持ちやすいのは同じ業界、同じ職種での転職であるのはおわかりいただけると思います。

異業界への転職となれば、成果が出るかどうか読みづらくなりますので、年収を下げないために、同業界同職種での転職が多くなっているのが現実ですが、それでも若干低い年収が提示されることがある、ということです。