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「稼ぐ女」と「稼げない男」は、なぜ結婚できないのか?

未婚率と年収の深い関係
荒川 和久 プロフィール

これは、ソロ女の特徴の1つでもありますが、考え方が男性的規範に縛られがちな部分があるからです。男性社会の中で、男性に負けないように生き抜くためには必要な処世術だからでしょう。そうした「男とはこうあるべし」という男らしさ規範に精通しているがゆえに、「男性は強くあるべし。デートでは必ず女性に奢るという気概を見せるべき」という思考に逆に固執してしまうようになるのです。

不思議なもので、未婚男女とも多くは「男が奢るべし」という規範に従って行動しているのに、どうしてマッチングされないのでしょう。実際、「奢る」行動そのものより、どこで「奢るか」という金額の多寡が重要視されているからです。ソロ女にすれば、チェーン居酒屋やファミレスでは「奢り」にならないのです。そうした意識の乖離がすれ違いを生みます。

反対に、既婚女性は「デートでどっちが奢るかどうかはどうでもいい」と考えていて、だからこそ結婚できているのではないかと思ったりします。

 

ちなみに、そうした高年収ソロ女は、ほぼ東京圏に集中しています。年収別で50歳時男女未婚者数の全国構成比を見てみると、圧倒的に首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉の一都三県)に集中していることがわかります。未既婚全体の構成比と比較しても、未婚の方が首都圏に集中しています。特に、1000万円以上の高年収アラフィフ未婚女性は、そのほぼ8割が一都三県に在住しています

東京圏への過度な人口流入と集中は、基本は働き場を求めてのものですが、そうやって働き場を得て、自分で稼げば稼ぐほど女性は結婚から遠ざかってしまうという現実があります。そうしていつしか結婚する必要性を失っていくのです。