2020年、大企業の40代・50代を襲う「大・早期退職時代」が来る

「生き残り」の策が必要だ
松岡 久蔵 プロフィール

「歴史的幸運」の終わり

バブル入社組といえば、採用されたときは「内定をもらうとハワイ旅行に連れて行かれた」「2週間、毎日高級焼き肉などの外食に連れて行ってもらった」など、超・売り手市場ならではの「囲い込みエピソード」に事欠かなかった。

もちろん、当時は「どんなに厳しくても、我慢してずっと頑張れば会社が守ってくれる」という終身雇用の前提があった。しかし残念ながら、この30年間で時代は大きく変わった。

 

そもそも終身雇用というシステム自体が、戦争特需、高度経済成長といった戦後日本にとっての「歴史的幸運」によって生まれた特殊なものだった。

いまの50代は、その最後の果実を享受できた「幸福な世代」である一方、「社内政治、国内での競争さえやってればいい」という意識が強く、スマートフォンをはじめとする新たなテクノロジーに対応することにも遅れ、日本経済の地盤沈下の一因を作った責任のある世代であるとも言えよう。

今後、早期退職募集の流れは強まりこそすれ、衰えることはない。40代のいわゆる就職氷河期から下の世代は、危機感を持って生き残りに必要なスキルや人脈を身につける必要があるだろう。

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