2019.12.14
# 鉄道 # マナー

「駅弁、食べたらダメ?」新幹線の車内飲食がいまだに賛否両論のワケ

「ご遠慮」という言葉の難しさ
野田 隆 プロフィール

「車内宴会」をどう考えればよいか

マナーといえば、匂いよりも問題になる行為がある。ひとつは「車内宴会」だ。

4人揃うと、座席の向きを変え、ボックス席状態にして酒盛りを始めることがある。ただし、あまりにも盛り上がりすぎて周囲に鬱陶しく思われるようだと迷惑だ。さらに、3人しかいないのに、席を転換させてボックス席にするのは、いかがなものだろうか。

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指定席で、途中駅から乗ってきた人がいた場合、おとなしい人だと、座れても下車駅まで窮屈な状態で過ごさなければならない。中には、席を戻してほしいと主張して険悪な状態になることもある。車掌が仲裁に入ればいいのだが、車掌にくってかかる酔っ払いもいる。

他人が乗車してくる可能性があるのなら、安易に席を回転させるべきではない。これは、飲食する場合にとどまらず、基本的な車内マナーの問題である。

もうひとつは、通路側の席で食事をとるタイミングである。

 

窓側の人が下車しようと思っていたら、通路側の席の人が駅弁を食べ始めていて、急いで降りられなくなったという事態を筆者は目撃したことがある。あと数分で下車するのであれば、まもなく降りることを伝えることも必要であるし、食べる側は、駅が近づいてくれば通路を通る人も増えて落ち着かなくなるから食事を控えるとかの配慮があってもいいだろう。

具体的なケースを挙げるのならば、東海道新幹線の「のぞみ」なら、走行時間の長い新横浜~名古屋間、東北新幹線「はやぶさ」なら大宮~仙台の前半で食事を済ますことを考えてもいいと思う。

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