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「駅弁、食べたらダメ?」新幹線の車内飲食がいまだに賛否両論のワケ

「ご遠慮」という言葉の難しさ

議論を呼んだ豚まんとたこ焼き

年末年始になると、帰省や旅行で新幹線や特急列車に乗る人も多いことだろう。1時間程度で目的地についてしまうなら、何もしないでボーっと過ごしていてもあっという間だろうが、2~3時間以上乗るとなると、車内で飲食をすることを考える人も多数いる。

とはいえ、かつてのように、食堂車はないし、車内販売も縮小の一途を辿っている。そのため、発車前に駅の売店で駅弁、ついでに飲み物を購入するのが主流だ。そのせいか、大都会のターミナル駅の駅弁売り場は大変な混雑ぶりである。

連日賑わう東京駅構内の駅弁屋

さて、発車後しばらくすると、あちこちで飲食が始まる。前の座席の背面に備え付きのテーブルをセットして、駅弁の掛け紙をほどく。飲料は、こぼさないようにテーブルのくぼみに置いたり、ドリンクホルダーがあれば、そこに入れるのが無難だ。駅弁は、ご飯とおかずがきれいに配置されているので、最初の一口を食べる前にスマホで撮影する人も結構いる。美味しそうな匂いが漂ってくる。

ところが、この匂いを“臭い”と感じる人が少なからずいるようだ。

 

食材にもよるけれど、最近、話題になっているのが新大阪駅構内で売っている「551蓬莱」の豚まんとタコ焼きの匂いについてである。この2つは人気商品で、首都圏から関西に出張で出かけたビジネスマンの中には帰りにお土産として購入することが多いようだ。それも温かい出来立ての商品を車内でビールなどの酒類とともに食べるのがはやりのようだ。

しかし、中には匂いが気になる人がいて、苦情がお店に舞い込んだのか、あるいは業者側が匂いに敏感な人に忖度したのか分からないけれど、たこ焼きのパッケージに「新幹線車内および駅構内でのお召し上がりはご遠慮願います」と書かれている。