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世界一の「ヴィーガンレストラン」が東京にあることをご存知ですか?

これがレストランの新潮流
千葉 哲幸 プロフィール

世界に後れを取る東京のレストラン

ハッピーカウでレビューを書いているのは主に欧米系のヴィーガンである。彼らにとってハラールや、オリエンタル・ベジタリアンは関係のないこと。つまり、「菜道」がこれを行っていることを知らないにもかかわらず、高く評価されていることになる。

一方で、オリエンタル・ベジタリアンにとっては目的来店につながり、ノンベジタリアン(たまには肉、魚を食べる)にも受け入れられる。楠本氏はこう語る。

オリエンタル・ベジタリアンもノンベジタリアンも味に満足しているということであれば、卓上に薬味や調味料を置くということをしなくてもよい。スタッフにとって、どのような人種の人が店に入ってきても、いちいち『食べられないものは何か』ということを聞かなくてもいいのです

 

楠本氏は「菜道」の料理監修をするようになり、東京のレストラン事情にある危機感を抱くようになったという。

東京は世界の都市の中でミシュランの星を一番持っている美食の都市です。ハッピーカウには『Vegan Friendly Best City』というランキングもあるのですが、最新の2018年版で東京はランク外です。日本でランクインしているのは京都の18位。これは裏を返せば、欧米系のヴィーガンが東京に期待をしていないということ。ヴィーガンは環境問題と比例して増えていきますから、東京のレストランはこのようなトレンドを無視しているとも受け止められかねません

ヴィーガンの人たちが書き込むサイトで「東京で何を食べるといいか、何が安全か教えてくれ」という問いかけがあった。それにある人が「ライス」と答えていたという。「これはある種、東京の現象を嘲笑しているかのようです」と楠本氏は語る。

そこで楠本氏は「菜道」が世界一の評価を得たことから、東京のレストランがヴィーガン対応の重要性を感じるきっかけでありたいとしている。

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