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世界一の「ヴィーガンレストラン」が東京にあることをご存知ですか?

これがレストランの新潮流
千葉 哲幸 プロフィール

最も巨大な食のマーケットは「ベジタリアン」

日本の飲食事業者にとって、フードダイバーシティについての認識はインバウンドが増えるに伴って広く深くなってきている。

はじまりは2014年ごろ、イスラム教国であるインドネシア、マレーシアからの旅行者が増えたことからハラール(イスラム教の戒律で「許された」という意味)に対応する飲食店が増えていった。さらに台湾のベジタリアンであるオリエンタル・ベジタリアン(後述)、小麦製品を摂取しないグルテンフリー、そしてさまざまなアレルギーに対する理解が広まっていった。

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ちなみに今日、サイゼリヤやすかいらーくグループなどのチェーンレストランに行って、その店のメニューのアレルゲン情報を求めると、タブレットを持ってきてきちんと整理された一覧表を見せてくれる。

このようなフードダイバーシティの中で、マーケットが最も大きいのはベジタリアンなのだという。筆者は昨年9月に、ホテル内の全てのレストランがベジタリアン対応を整えたというヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルのベジタリアン試食会を訪れたが、そこで同社の総料理長である齋藤悦夫氏がこう述べていた。

1000人規模の国際会議があると、25%がベジタリアン、15%がハラール、5%がグルテンフリーとなる。そこで、メニューづくりはベジタリアンを中心に考えるとフードダイバーシティに応えることができて、さまざまな人が食べることができるようになる

 

「菜道」はこのようなトレンドの下で、グローバルに通用するレストランとして開発された。そこで同店はヴィーガン、オリエンタル・ベジタリアン、ハラールに対応し、またグルテンフリーにも応えられる。

オリエンタル・ベジタリアンとは台湾のフードダイバーシティで動物性のものは一切摂取しないことに加えて五葷(ごくん)を使用しない。五葷とは、ニンニク、ニラ、ラッキョウ、ネギあるいはタマネギ、アサツキのことである。そのため、味を引き立てるためには相当の工夫が必要となる。

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