雪が積もった林の中で、真っ白なアルビノのエゾリスを見つけました。
冬毛になって、耳の毛も伸びたので、まるで白ウサギのように見えます。
*アルビノというのは、動物学の用語で、先天性にメラニンが欠乏する遺伝子の疾患がある個体です。
白いエゾリスと近くにいた通常の茶色のエゾリスを同じフレームの中に収められないものかと、2匹が近寄るのを待ちました。
まるで忍者のように素早く動き、お互いを警戒したり、追いかけっこをしたりするので、なかなか2匹を同時に撮ることができません。
縄張り争いをしているんです。
しばらく観察していると、2匹が大木に登り始めました。
大木の両側でお互いの姿が見えず、僕の気配を警戒して動きが止まった瞬間を、撮らせてもらいました。
次の瞬間には、グルグル追いかけっこをしながら、大木の上に駆けあがって行きました。