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# キャリア

なぜ「分断」と「空気」が、世界のアジェンダなのか

日本企業の喚起が始まった

「分断」とはなにかを、考えたら…

「この世の全ては、配置(アロケーション)の問題である」

昔、私はそう確信していた時があります。その意味は、おおよそ、この世の中に起こり得る問題はほとんど、配置の問題である、いうことです。

たとえば、フードロスの問題。

 

これも結局、配置の問題です。先進国では、毎日のように大量のフードロスが生まれる一方で、貧しい国では、食料が十分ではない。つまり生産はされるけど、配置が適切ではない。届かない。

あるいは、日本の労働マーケットにおいて、適切な人員数が、適切な業界に配置されないことで、全体の生産性が上がらない。

こうやってみてみると、ほとんどの問題は「配置」の問題に帰着する、とも解釈できます。少なくとも以前の私はそう思っていました。

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話は変わり、以前、ある新進気鋭のクリエイターと話していたとき、彼はこういっていました。

「今の世の中は、分断されている」
「日本には、今どんよりとした空気が流れている。空気を変えないと」

と。私は、その話を聞いて、あることを考えました。一つは「分断とはなにか?」ということ。より正確にいうなら、分断とは、何であって何でないのか、ということでした。