中田英寿、本田圭佑、そしてダルビッシュ有。彼らの名前を聞いて、何を思い浮かべるだろうか。国民的な知名度を持つ「スポーツ界のスター選手」——もちろん、それも当てはまるが、この3名に共通していることは、この数ヵ月の間でYoutubeでの動画配信に力を入れ始めたということだ。
この1、2年でテレビで活躍する芸能人らのYoutubeチャンネル開設が相次いでおり、今年に入ってからは現役アスリートたちによる開設が目立っている。この流れは、あくまでアスリートとしての活動を本業としつつ、Youtubeでも動画の配信を行うというスタイルで、俗にいうYoutuberのように「動画配信だけで食べていく」活動とは少し異なっている。
さて、前述の3名であるが、中田英寿氏は今年7月、本田圭佑選手は同年11月にチャンネルを開設した。ダルビッシュ選手の場合は2017年1月のチャンネル開設であるが、11本の動画投稿後に2年の間が空いて、今年の9月から本格的にYoutubeの投稿をスタートさせている。
肝心の動画の内容について触れると、前述の中田英寿氏は、引退したアスリートであるが、「20年目の旅」と題して、かつての自身が在籍したクラブをインタビュー形式で辿る内容となっている。往年のファンからすれば「あのときの中田英寿は、どう考えていたのか?」と、思い馳せることだろう。
本田圭佑選手の場合は、著名人との対談を配信に盛り込むなど、この動画配信への力の入れ込みようを感じる。まさに本田圭佑選手のイメージに合う、俺の世界観を感じろ、というスタイルだ。
一方、ダルビッシュ選手が投稿している動画はどうか。実は、名だたるこの3名の中で、突出して再生回数、チャンネル登録者数が多いのが特徴だ。3名のチャンネル登録者数、総再生回数は以下の通り。
このように、ダルビッシュ選手が、動画投稿に力を入れ始めたこの3ヵ月以内の動画だけで考えても、約1895万回の再生回数と驚異的な数字を叩き出している。