日本のランジェリーが革命を起こす

和紙だなんて信じられない。でも和紙でないと生まれない味わい

<上>肌に触れる部分の99.9%が和紙で作られたブラは、軽く、さらさらな着心地が自慢。リラックス感に大満足。ブラトップ(DNVY)¥3600 <下>ブラトップ同様の和紙素材のショーツ。通気性も抜群。ショートボクサーショーツ(DNVY)¥2700/ともにアンダーソン アンダーソン☎03-6709-8369

ベビーシリーズは天然繊維の和紙100%! ギフトにもぴったり。ベイビー3点セット(ロンパース、汗取り、スタイ)(SPNK)¥10000/アンダーソン アンダーソン☎03-6709-8369

身に着けることが誇らしい。日本古来の和紙を使った驚くべき下着のコンセプトは「和紙がつくる健やかな肌」

和紙で下着? それだけ聞けば誰もがもっと簡易なものを想像するのだろう。しかし出来上がったものは紙であるなど到底信じられない耐久性と機能性、高級感さえ持った、極めて完成度の高い下着となっていて目を見張る。「日本古来の素材を、本気のナチュラル志向に応える下着として世界へ届けたい」という夢が実現したのだ。

確かに和紙は強い。障子に使えば湿度を調整し、通気性も速乾性もあり、消臭も行う、じつに高機能な素材。ポリエステルを芯に和紙繊維を巻いた糸を使うことで、伸縮性が生まれ、洗濯もOKの全く新しい素材が実現した。最も古くて最も新しい素材「WASHIFABRICTM」は、商標登録申請中とか。かくして和紙でできた下着ブランド「アンダーソン アンダーソン」誕生!

でもこれを織る機械は番手ごとに未だ世界で1台しかないために、生産量は限られるというが、ともかく肌に触れる部分の99・9%が和紙。そこにあくまでこだわった。肌触りはサラサラ、清々しい。ナチュラルなものに触れている喜びを常に感じられるテクスチャーだ。スモーキーピンクなど色が中間色なのも環境に優しい「ボタニカルダイド」だから。

そして今の時代、素材に妥協がないものほど、デザインも洗練されている。無駄な装飾がない代わりに、シンプルゆえのラグジュアリーがある究極のミニマリズム。美しい下着も、心地良い下着も山ほどあるが、端正な下着ってなかったと思う。端正には、きちんとした、立派な、という意味がある。これこそが日本の仕事である。

          
●情報は、FRaU2019年12月号発売時点のものです。
Photograph:Shoichi Kondo Composition & Text:Kaoru Saito Edit:SAITO OFFICE