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阪神ファンにとことん愛される男・掛布雅之、その「語録」を振り返る

親会社の阪神電鉄と再契約へ

2017年11月から阪神のオーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)を務めていた掛布雅之さんが、任期満了をもって退任し、新たに親会社の阪神電鉄と再契約するという話が伝わってきました。

球団のポストを辞し、親会社が用意するポストに就くなんて前代未聞です。どんなポストになるのか不明ですが、現役時代、“ミスタータイガース”と呼ばれた人気者を“身内”にしておきたいという親会社の意図が透けて見えます。

 

それはともかく、掛布さんには選手やコーチ、監督のみならず、背広組にも自らの経験や知見、独自の考え方を是非、伝えてもらいたと思います。というのも私自身、掛布さんとの対談、あるいはインタビューを通じて、いろいろなことを教わったからです。そこで今回はテープレコーダーの中に入っていた“掛布語録”のいくつかを紹介したいと思います。

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一番の憧れだった「マッサージ」

1988年10月10日。甲子園での引退試合。晩年、ファンからのヤジに悩まされていた掛布さんは、マネジャーの「最後に場内を一周してファンの人にありがとうと言ってくれんか?」という頼みを、一度は拒否します。

しぶしぶ、グラウンドに出たところ、目に飛び込んできたのは「夢をありがとう」と書かれた横断幕でした。