ファッション誌『ViVi』の専属モデルとして、また最近ではテレビ『王様のブランチ』レポーターなど活躍の幅を広げる藤井サチさん。読書家でも知られる藤井さんが、読書して心に残った本の筆者に、これから社会人として生きていく上で知るべきこと、学ぶべきことをインタビューする連載企画「22歳からのハローワーク」

第0回として、連載のきっかけを語ってくれた『22歳のモデルが「私たちは自分で考える力がない」と痛感した理由』に続き、第1回となる今回は、日本近代史の権威で、米コロンビア大教授のキャロル・グラックさんと、その著書『戦争の記憶 コロンビア大学特別講義 学生との対話』を取り上げます。

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歴史を学ぶ意味ってなんだろう

みなさんは、自分が教わってきた歴史を疑ったことはありますか?

戦争に関する学習だけでも、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、日中戦争、太平洋戦争……など、様々な歴史を学んできたと思います。

しかし、そんな歴史の学習が、もし「偏った学び」に結果としてなってしまっていたら? もし事実とは異なっていたことを教わっていたとしたら? そんなことを考えたことはあるでしょうか。

11月8日に東京大学で開かれたキャロル・グラックさんによる特別講座。学年、国籍も異なる学生たちとの対話形式で行われた

今回、キャロル・グラック先生の著書『戦争の記憶』を読んだ上で、東京大学で行われた先生の対話形式の特別講義を受けさせていただきました。そこで自分なりに考えた「歴史を学ぶ意味」について、“戦争”をキーワードに書いていきたいと思います。