高齢者運転の事故を見て感じること

『ローマ法王の言葉』より

ズシンと心にのしかかる言葉です。私の両親も年を取りました。高齢者が運転する車の交通事故のニュースが続き、近所に二つの老人ホームが建設されている様子も見て、高齢化社会に対して、抱えきれない恐怖心のようなものが私の心の多くを占めていました。

「高齢者に居場所がない、あるいは問題の種だからといって彼らが切り捨てられるような文化は、死の毒をはらんでいます」という法王さまの言葉に涙がこぼれました。深く反省。交通事故と言えば、高齢者の運転によるものだというイメージにとらわれている(実際は10代の運転による死亡事故が圧倒的だと後で知りましたが)私がいました。交通事故は決して許されるものではないけれど、高齢者を敬わなければならないことにはなにも変わりません。高齢者の方々の知恵の積み重ねが、今の文化を築き上げてきたのです。

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自分の親を最後まできちんと面倒をみることは当たり前のことと思いながらも、親の生活以前に、自分の生活や金銭面で将来への不安が拭えないでいました。でも、年を重ねることを怖がるのはやめようと思います。生まれたら、誰もが死を迎えます。赤ん坊はできることが増えてきますが、高齢者はできないことが増えてきます。年を重ねることも誕生の時と同じ喜び、いえ、それ以上の喜びを持って、みんなで協力して、高齢者の知恵を尊重する文化を元気な私たちが築きあげていけるよう努めたいです。そうすることで、私たち自身も将来を怖がらない未来を作ることができると思います。