山口組・高山若頭が剛腕を振るう「抗争指揮」と「組織改革」の全容

力とカネの両輪を固める
時任 兼作 プロフィール

もはや止められる者はない

12月4日、神戸山口組の中枢幹部たる若頭代行の任にあった中田浩司・山健組組長が逮捕された。今年8月、弘道会の神戸事務所前で同会系組員を銃撃したとする容疑だ。

「この事件は当初、練達のヒットマンによるものとみられていたが、実は大幹部自らが実行したものであることが判明した。神戸側は資金面、人材面で窮しているとみられる。高山率いる山口組とは雲泥の差だ」

 

警察幹部はそう語り、高山氏の七代目就任説を補強した。しかし、そうそう簡単に運ぶものなのか。

「続発する襲撃事件や橋本の一件を見てもそうだが、もはや高山を止められる者はない。その意味では、すでに実質的に七代目と言える。巨額の軍資金を元手に徹底的な粛清を行ったうえで組長に就任するか、あるいは7代目になってそれを実行するか……。いずれにせよ、今後も死傷者が出かねない」

前出の捜査関係者は、そんな不穏な分析をした。山口組再統一の御旗のもと、流血の惨事はなお続くのか。

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