山口組・高山若頭が剛腕を振るう「抗争指揮」と「組織改革」の全容

力とカネの両輪を固める
時任 兼作 プロフィール

七代目への「王手」

「当然、カネだ。弘道会が(山口組の)六代目を取った背景にも、莫大な資金力があった。さる巨大プロジェクトの建設利権を握り、財源を肥やした。今後進められる国家レベルの事業にも、高山はがっちりと食い込んでいる」

捜査関係者は、そう語った。

一方、警察幹部は高山の資金源について、最近判明した意外な事実を明かした。

 

「弘道会の資金源のなかには、ある世界的な有名企業も含まれている。かねてフルマークしていた高山の関係者が、当該企業の系列会社に入り込んだりしている」

話を総合すると、高山氏は関係者を代理人として資金源の網をこの国のあちこちに張り巡らしているということだ。同幹部はさらに続けた。

「高山の代理人はひとりふたりではなく、結構な数がいるし、資金源の網はきわめて大きい。巨大な資金源は多大な力を生み出す。発言力も増せば、思うがままに戦争もできる。

こうなると次期組長の座をめぐって、もはや王手をかけたようなものだ。これだけ資金があれば、七代目は取れる」

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