【マンガ】「豆狸が美少女に化けて落語家を目指す話」がスゴすぎる!

落語通もうなりました

前へ前へ、読み進めてしまう

『うちの師匠はしっぽがない』は落語の漫画である。

きわめて軽い。

そもそも主人公が仔狸である。大阪で言うところの豆狸。まめだ(下のコマ)。

あんまりこのごろ「まめだ」というのも聞かんようになりましたな、ともう45年前に桂米朝が言っていたから、どれだけ生きてる言葉なのかわからないが、まめだが主人公だ。師匠は女狐のような妖しい女性(下のコマ)。

それでいて心地よく軽い。

落語って、そういえば軽い噺がたくさんあって、特に関西の落語・上方落語は軽い噺が多いなあ、と読んでいておもいだす。そういう落語は聞いたあとには何も残っていないものを上品とされている。しかし落語をとりまく世界は、じつはなかなか重いんだよな、と爽やかな漫画を読みながらつくづくおもった。

 

落語は聞いてると、初めのうちはただ楽しんでいるだけなのに、聞いてるうちに何だかどんどん抱え込みだして、ひとり勝手に何かを背負った気になって、ふしぎに偉そうになっていくんである。聞いてるほうが勝手に重くなっていくのだ。

いやはやバカだねえ、とおもうが、ほんとうにそうなってしまうんだからしかたがない。自分でもあやまっておきます。ごめんなさい。

この『うちの師匠はしっぽがない』はその真反対のところにいる。