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メガバンク・ショック! いよいよ就活が「冬の時代」になりそうだ…

大卒内定率「9年ぶり前年割れ」の衝撃

先行き不透明

景気の先行きに不透明感が強まる中で、企業の採用姿勢にも変化の兆しが見えてきた。文部科学省と厚生労働省が共同でまとめた2020年3月卒業予定者の2019年10月1日現在の就職内定状況によると、大学(学部)卒予定者は76.8%と、前の年に比べて0.2%低下した。

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大卒内定率は、リーマンショック後の業績悪化で企業が採用を絞った2010年の57.6%を底に8年連続で上昇を続け、2018年には77.0%と過去最高を記録していた。内定率はまだまだ高水準なものの、前年を下回ったのは9年ぶりのことだ。

また、短期大学卒業予定者の内定率も40.6%と2.2%低下、専修学校専門課程の卒業予定者の内定率も60.4%と0.9%低下しており、就職戦線全体に変化の兆しが出ていることを示した。

 

背景には企業の採用姿勢が変化していることがある。米中貿易戦争など世界経済の先行きに不透明感が強まるなど、業績の伸び悩みを見込んで採用を抑えめにする企業が出てきた一方、業界の構造転換を見越して、採用を抑制している企業も出始めた。また、新卒一括採用ではなく、中途採用などより多様な人事制度に変えていこうという動きもある。