麻生財務相、前代未聞の潜水艦「体験搭乗」防衛省の異様な隠蔽ぶり

文書開示に「10ヵ月かかる」
半田 滋 プロフィール

筆者は麻生氏の体験搭乗を取材する過程で、防衛省に対し、情報公開法にもとづき、「横須賀地方総監部での広報実施記録」の開示請求を行った。

その結果、開示された横須賀地方総監部の「主要広報週間予定」をみると、5月18日の項目には護衛艦「おおなみ」の見学と東京・晴海で行った隊員募集の広報活動が記載されているものの、「うずしお」については艦名を含め、何も書かれていなかった。

海上自衛隊横須賀地方総監部「主要広報週間予定」。5月18日の欄に、麻生氏が搭乗した「うずしお」の記載はない
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自衛隊のおかしな説明

なぜ、記載がないのか、海上幕僚監部広報室に問い合わせた。

まず、「主要広報週間予定とはどのような性質の文書か」との質問に対し、広報室は文書で「横須賀地方隊に所属している部隊が実施する広報であって、主として部外の方に対するもの(取材、体験搭乗、艦艇公開等)の予定およびその実績に関する文書である」と回答。

次に「麻生氏の潜水艦『うずしお』の体験搭乗の記載がない理由はなにか」との問いには「政府関係者の乗艦であり、自衛隊の業務説明の一環と考えたため」と回答した。

しかし、この説明はおかしくないだろうか。「自衛隊の業務説明の一環」であるならば、部隊の休日にあたる土曜日に隊員を出勤させるようなことはせず、平日に実施するのが筋だろう。麻生氏も「現場環境を知っておくことは大事だ」と納得して、多忙な日程を割いて平日に来てくれたのではないだろうか。

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