12月24日 クックがクリスマス島に到着(1777年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1777年のクリスマス・イブに、英国の探検家ジェームス・クック(James Cook、 1728-1779)が到着したことから名前がつけられたクリスマス島(Christmas Island)は、中部太平洋のライン諸島にあり、ハワイの真南約2,000kmの赤道直下、キリバス共和国の東端に位置します。現在は、"Kiritimati"と表記し、和音表記では「キリスィマスィ島 」と書く例が多いようです。

【写真】ジェームズ・クックの肖像
  ジェームズ・クック photo by gettyimages

島の面積は約388平方kmで、周囲約150kmと珊瑚礁の島としては最大級です。クックによる発見以前は、ポリネシア人が一時的に港として利用していましたが、定住者はいませんでした。

 

その後、主にミクロネシア人が住みつき、1888年にイギリスの植民地となりました。第二次世界大戦中に日本による一時的な占領がありましたが、戦後は再びイギリス統治に戻り、1971年に自治権を獲得したのち、1979年に先にキリバス共和国として独立していたほかの島に合流、独立しました。現在は、美しい自然を売りにした観光事業も盛んになってきています。

キリバス共和国は日付変更線上にあるため、この部分だけ日付変更線が共和国を囲むように凹凸を描いています。そのため、地球上で最も早く新しい1日が始まること(日本時間+5時間)で有名です。

しかし、1950年代後半にイギリスが、1960年代前半にアメリカが、あわせて20回にも及ぶ大気圏内核実験を行い、今も島に暗い影を落としています。島民に50歳代で逝去する人が多いことなど、実験との関連を指摘する声もあります。

【写真】1957年の実験
  1957年のイギリスによる核実験の様子 photo by gettyimages