24歳のときにリウマチを発症し、長年闘病を続けてきた小西恵美子さん。薬漬けの日々を脱却したいと、鍼灸やツボナージュなどの東洋医学も学んで体質改善の決意をしたのは、発症してから20年近く経ってからのことだった。

そして今、発症より30年経って、一番体調がよく、薬のない生活を送っている。治療法については小西さん個人の体験ではあり、治療の効果は個人差があるが、身体の仕組みや栄養の意味を知り、身体本来の力を強めるのは、健康な体の人にとっても大切なことではないだろうか。

小西さんが分子整合栄養医学の先生の元に実践し、その効果を体感した「食べ方」を2回にわたって伝えてもらった。身体を正常な機能にするためのタンパク質の摂り方、免疫力をあげる10品目の摂り方、そして今回は、「身体を温める」をテーマに、身体を温める食品の王者・生姜とニンニクの最強の食べ方をお伝えする。

「私を育んだリウマチ」今までの連載はこちら

冷えすぎて温泉で具合が悪くなっていた

昔から湯治で身体の不調や病の療養をしていた。秋田県の玉川温泉は湯治場として有名だ。リウマチにも効果があるから1週間ぐらい行くといいと勧められた。リウマチの症状が最も悪かった頃だ。温泉で身体を温めると血行がよくなり、新陳代謝もよくなるとわかっているのに気が進まない。何度か熱海や伊東の温泉に行ったが、のぼせて具合が悪くなってしまったからだ。あとになってわかったが、私の身体が冷えすぎていて、温泉で温まって血管が拡張したままの状態になると、脳の血液循環に異常が起こり、一時的なのぼせになっていた

温泉は身体を温めるのに効果が高いが、あまりに冷えすぎている時に急激に入ると危険なこともある Photo by iSotck

当時は握手すると、手の冷たさに驚かれた。今では股関節の矯正や鍼灸、ツボナージュの治療に行くと「氷のように冷たかった手が、温かいですね」と言われるようになった。身体は改善され、いい方向に向かっていると確認できる。

「冷えは万病の元」。頭痛、肩こり、腰痛、動悸、肥満、アレルギー、うつ、胃腸・肝臓・腎臓など多くの病の根底に冷えがある。東洋医学のどの先生も「身体を冷やさないように気をつけてください。温めてください」と治療が終わると言う。