男を転がす女性が抱える闇

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お金以外で女性を惹きつけられない男性や、既婚者で罪悪感を抱きながら独身女性と会っている男性などは、「会ってもらえるだけで充分」と、女性に雑な態度を取られようが乱暴な言葉遣いをされようが、目をつぶりがち。理由は違えど、両者とも「ワガママを言える立場ではない」と思うからだ。

さらに言うと、家庭を壊さない前提で付き合っている既婚者などの場合、相手の女性の性格や価値観までは気にしない、あるいは多少気になっても介入しないことも多い。たまに会うとき楽しく過ごせればいいのだ。

これもまた需要と供給があって成り立つこと。周りに迷惑をかけていないなら、第三者がどうこう言うことではない。ただ、愛華が時折見せる暗い表情が気になっており、その原因は愛華が根っこの部分で自分に自信を持っていないからではと推測している身としては、若さや美貌で下駄を履かせてくれる相手ではなく、対等なスタンスでガツンとぶつかってくる相手と付き合ってみては? と余計なお世話なことを思ったりする。

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23話で、ペッペは漫画、凌さんはバスケ、花ちゃんはプロレス、みんな尊敬する、と話しながら、愛華は涙をこぼした。「ここにいると焦るよね」と将来への不安を吐露しながら。

あぁ、やっぱり自分に自信が持てないんだな……と合点がいった。でもなぜ? と、中には不思議に思う人もいるだろう。同じ女子大生からしたら、「美人だしスリムだし、テラハに出られるなんて」と羨望の眼差しで見られることも多いだろうに、と。

たぶん、周りから見てどうかは関係ない。愛華が自分に自信を持てないのは、自分自身と本気で向き合い、奮闘し、自分なりに納得できる結果を出した経験がないからでは、と私は推測している。