Photo by iStock

わが子に金銭感覚が身につく「マネー会議」のはじめ方

「家計再生のプロ」が家族で話すこと
親を悩ませる「お金の教育」。わが子が将来、お金で困らないために、小さいうちから教えておくべきことは……。家計再生コンサルタントで、著書『一生お金に困らない子どもの育て方』がある横山光昭氏は、月1回、家族で「マネー会議」を開くことを勧める。子どもの金銭感覚を養うために、ぜひとり入れたいこの会議について、くわしい内容を教えてもらった。

月1回、みんなで話し合おう

私の家では、毎月1回給料日の後に、家族みんなで「家族マネー会議」を開催しています。小学校低学年の子どもたちはほとんどその場に「いるだけ」という感じですが、場の雰囲気を味わうだけでも勉強になるかな、と考えています。

Photo by iStock

そこでは、主に、その月の収入と支出、貯蓄など、お金の使い方についてざっくばらんに話し合うことにしています。私の家では、「消費」「浪費」「投資」の3つに分けたボックスを用意しています。

「消費」というのは、毎日の生活に必要なものに使うお金。たとえば、税金、食費、水道光熱費、家賃や住宅ローン、医療費、教育費、交通費、衣料費などです。

「浪費」は、必ずしも必要ではないけれど、あるとうれしいもののために使うお金。旅行、趣味などの娯楽費、お酒、楽しむための外食(接待ではない)、なくても困らないけれどほしい洋服などがこれにあたります。いわゆる「ムダ遣い」ですね。

衝動買いやまだ電車があるのに乗ったタクシー代、高い金利、日曜日にATMを使用してとられた手数料などもこれに含まれます。

 

「投資」は、一般的な「積立投信」や貯蓄を意味するだけではありません。自分の身になるもの、今後役に立つ必要なことのために使うお金も含まれます。

たとえば、仕事につながる会合や会食、知識を増やすための本代やセミナー費、資格を取るための受講料などです。自分のモチベーションを上げるための「ごほうび」もここに入ります。

同じ外食でも、単に自分がおいしいものを食べたいから、という目的であれば「浪費」ですが、誰かと会って有益な情報を得るためであれば「投資」になるでしょう。

同じく、服を買った場合、必要を感じて買ったのであれば「消費」、つい衝動買いしてしまったなら「浪費」、大きな会合に行くために自分を高めたい、というのであれば「投資」に入れられるかもしれません。

要は買ったものに一つひとつ「意味づけ」をしていくことが大切なのです。この作業を家族みんなで行ないます。