# 病院

採血、MRI…「健康診断」の結果に一喜一憂してはいけないワケ

思った以上に「誤診」が多い
金子 俊之 プロフィール

MRIは専門医に見てもらう

MRIは、撮影から得られる情報量が多い検査のため最先端の機械といえるでしょう。高精度でいろいろな情報が得られる検査なので診断にも有用なのは事実ですが、それを診て判断するのがヤブ医者だと宝の持ち腐れになってしまいます。

Photo by iStock

今はMRIも非常に解像度が進んでいて、正直に申し上げると通常の診療科の医者では読影がしきれないのが現状です。

それにもかかわらず経験不足の医者が流れ作業のようにデータを読影してしまい誤診につながっているケースが多いのです。それに、整形外科などのクリニックでCTやMRIを導入してしまい、元をとるために無駄に検査をしてしまう医療機関もあります。

そもそもMRIなどは町の開業医が簡単に読影できるレベルのものではありません。

そのため、MRIを受けるときは、放射線科の専門医の医者とダブルチェックしてくれるようなしっかりとした医療機関を選ぶようにしてください。

 

関節リウマチのMRI検査でも滑膜の評価をする機会がありますが、非常に読影が難しいうえに造影剤を使用して評価をしなくてはいけないので、私は必ず放射線科の医者に読影してもらうようにしています。

中小病院の整形外科でMRIを撮ったときに「異常なし」と判断された患者さんが後になって「腰が痛い」と訴えてきたので改めてMRIの専門医に読影してもらった結果、腰部脊柱管狭窄症だったケースもあります。

だからこそMRI検査の読影については慎重にならなければいけません。

そもそもMRIのように先端技術が導入された機械の読影を無知なヤブ医者に任せるのはもったいないだけではなく、危険極まりない行為ともいえるでしょう。そしてあなた自身の身を守るためにも、MRIなどの複雑な検査をおこなうときは必ず信頼できる専門医に相談するようにしてください。