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採血、MRI…「健康診断」の結果に一喜一憂してはいけないワケ

思った以上に「誤診」が多い
内科、小児科、歯科……街のあちこちで見かけるクリニック。どこにかかればよいのか、迷うことも多いだろう。そんな中、失敗しない病院の選び方を教えてくれるのは、著書『医者が教える「ヤブ医者」の見分け方』で知られる金子俊之医師だ。中でも金子氏が警鐘を鳴らすのは「健康診断」。どうすればヤブ医者に引っかからずにすむか、注意点を挙げてもらった。

採血の結果に惑わされるな

健診医療機関で採血をする機会は非常に多いでしょう。

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しかし、これは誤解が多い項目です。

LDLコレステロールが基準値をちょっとはみ出しただけで「異常」とすぐに誤診してしまうヤブ医者には注意が必要です。

その患者さんの既往歴や状況をしっかりと把握したあとで、このレベルであれば治療しなくていいとか数値としては異常値で高いときは問題があるが、低いときは問題ない、などトータルで判断することが大切です。

それなのに機械的に判断した結果、「LDLコレステロールが低値です。すぐに専門医療機関を受診してください」などと記載されるのです。

 

低コレステロールにいったいどのような治療法があるのでしょうか?

また専門医療機関とはどこにあるのでしょうか?

受診を勧めるならせめて当該医療機関を紹介すべきです。

本来、健診医療機関というのは、どこがどう異常なのかを正しく判断してどこを治療すべきかを患者さんに明確にする役割があります。

そんなこともできずに、ただ患者さんの恐怖や不安をあおるだけの健診医療機関が世の中にはたくさん存在しているのです。