朝日新聞、45歳以上の「早期退職」募集…退職金の「驚きの金額」

進む「優秀な若手」へのシフト
松岡 久蔵 プロフィール

若手は「優秀な転職組」が多い

今回リストラを断行する朝日新聞だが、主に若手の中途採用は積極的に行っている。特に、かつては「花形」とされながら激務で若手記者から避けられている警察・司法担当は、産経新聞や毎日新聞からの転職組が多いことで有名だ。

 

50代の朝日新聞社会部記者がこう話す。

「朝日新聞に新卒で入ってくる学生は、基本的に官僚タイプの優等生が多い。警察や検察周りでの泥臭い夜討ち朝駆けでうんざりし、20代後半で地元の県庁職員などに転職するケースも少なくありません。そこを、産経や毎日で実績を上げた人材で穴埋めするというわけです。

会社が変わるだけで給料が1・5倍くらいに上がるわけですから、声が掛かった若手はすぐに転職してきます。両社の知り合いには、『ウチはもはや、朝日やNHKのための予備校になってるよ』とイヤミを言われます。

毎日はともかく、産経から朝日への転職を意外に思う人もいるようですが、警察や検察取材は基本的に肉体労働ですから、イデオロギーなんて関係ありません。警察取材トップの警視庁取材なんて、いまやかなりの割合を産経、毎日出身者が担っているくらいですよ」