2019.12.05

女性らしさとキャリアを両立させたくて、海外にロールモデルを求める

働く女性が選択の幅をもっと広げるには
佐藤 友香

ロールモデルを見つけたことで、人生が動き出した

エミリーというロールモデルが見つかったときから、私の人生は動き出しました。

なにをするときも、「エミリーみたいにやってみよう!」という気持ちになります。オーディションを受けるときも、ニュース番組に出るときも、インタビューをするときも「エミリーみたいにやってみよう!」と思うのです。今も毎朝、エミリーの番組を見て、エミリーになった気持ちで一日を過ごしているんですよ。

一般に商社勤めは安定していると思われがちです。たしかに会社を辞めたそのときは不安がありました。でも、フリーという不安定な立場ではあっても、今のほうが心はむしろ安定しています。

私がこんなにもロールモデルを求めた背景には、チアリーダーをやっていたことが多少影響しているかもしれません。踊り始めるときには、「この先輩みたいに踊りたい」と思えるモデルが必要なのです。

 

もちろん、ロールモデルは人それぞれにあっていい。専業主婦でもいいし、会社員でもいいと思います。会社や日本で見つけられなければ、ぜひ海外から積極的に見つけてください。日本だけに目を向けていると、女性はとくに、働き方と生き方の選択肢が狭くなってしまいがちだと思います。だからこそ、海外からも働き方、生き方、価値観を取り入れてほしいのです。

私は今、エミリーのように経済番組を担当しています。一つずつ、本当に一つずつ、自分の手で積み上げてきて、今、やりたいことができるようになった実感があります。誰でもできることだと思います。ぜひあなたにもロールモデルを見つけてもらいたい。そんな活動も始めています。(インタビュー・構成 津田麻紀子)

◆佐藤友香 (さとう ゆか)
早稲田大学法学部卒業後、伊藤忠商事入社。総合職としてM&Aなどの事業投資業務に従事し、ロンドン駐在を経験。帰国後アナウンサーに転職。TBSニュースバードキャスターを経て、現在は日経CNBCキャスターとして経済・マーケット番組を担当。マクロ経済から株価まで国内外の識者にインタビュー。アメリカ人ジャーナリストをロールモデルに据えてから人生が変わった経験から外国人女性からロールモデルを探す「finding role model」提唱中。セント・フォース所属。

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