オリラジ中田敦彦が明かす「僕が教育系YouTuberになった理由」

自由な世界で、やりたいことをやる

いま、最も注目されているYouTuber──それがオリエンタルラジオ・中田敦彦であることは論を俟たない。

「知性派芸人」としての経歴を活かして、古代史から哲学や文学、現代の政治や最新のテクノロジーまでも縦横に語り、時には憲法改正や新宗教といった、芸能界では「タブー」とされるような話題にも切り込む。

なぜお笑い界のトップランナーが、いま「教育系YouTuber」を新たな舞台としたのか? 最新刊『勉強が死ぬほど面白くなる 独学の教科書』で、その理由を明かした──。

 

カジサックからの「ひと言」

2019年春、僕はYouTubeで教育系の動画配信をスタートしました。題して、「中田敦彦のYouTube大学」

チャンネルで扱っているテーマは、日本史、世界史、文学、現代社会などです。チャンネル登録者数は、開始5か月で100万人を突破。学び直しの大人だけでなく、高校生や大学生も視聴してくださっているようです。 

テレビを中心に活動していた僕が、なぜYouTubeという新たなフィールドで勝負することになったのか?

そもそものきっかけは、「YouTube大学」の開始からさかのぼること、約3か月前。すでにYouTuberとして活躍していたカジサックさん(お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太さん)からかけていただいた言葉でした。

カジサックさんのチャンネルに出演した際、「中田さんはYouTubeに向いているから、教育系YouTuberになりなよ!」と、アドバイスをいただいたのです。

以前テレビ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系列)の「勉強大好き芸人」の回に出演したあたりから、「高学歴芸人」そして、「勉強が得意」「勉強好き」というパブリックイメージができました。だから、カジサックさんは、僕と「教育」に親和性があると考えて、そういう言葉をかけてくださったのだと思います。でも、その後、僕はカジサックさんのこの言葉をすっかり忘れていました(笑)。

ところが、その後2か月ほどの間に、ラジオ番組(「オリエンタルラジオ 中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」)が終了したり、いろいろとうまくいかない出来事が続いたため、一度立ち止まってじっくり考える時間をつくったのです。

そして、「この状況を打破するにはどうすればよいか?」と考えていたときに、カジサックさんの言葉をふと思い出したのです。