アマゾンの死角、ついにウォルマートの「逆襲」が始まった…!

株価の上昇がピタリと止まった
鈴木 貴博 プロフィール

アマゾンの「株価上昇」が止まった…!

私は経営戦略コンサルタント分野の仕事ではGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)の戦略領域に活動をフォーカスしていて、これらの企業と日本企業がどう戦う(ないしは連携する)べきなのかについての情報収集をしています。

一方で、これらGAFAがあまりに強いこともあり、私個人の老後のための資産運用としては少しずつですがGAFAの株式を購入しています。ただし、アップル株には個人的にあまり関心がないため代わりにアリババの株を買っています。

さて、では何がこの話につながるのかというと、これらの投資についてここ半年ぐらいの株価の動きをみるとグーグルは絶好調、アリババとフェイスブックも堅調に上がっているのですが、なぜかアマゾンだけが株価が下がっているのです。

 

アマゾンは昨年の8月、株価が2000ドルを超え、アップルについでアメリカで2番目に時価総額が1兆ドルを超える企業になりました。そこまでの10年間でアマゾンの株価は実に30倍に上昇していて、まさにアメリカ小売業最大の勝ち組として株式市場が認めていた存在でした。

しかし、アマゾンの株価上昇はそこでなぜか止まります。

〔photo〕gettyimages

その後のアマゾン株は2000ドルと1500ドルの間をいったりきたりする状態が続き、株価としては頭打ち状態に陥っているのです。

これが短期間の調整であればそれまでアマゾンをもっていた投資家たちが利益確定に動いたと考えればいい現象ですが、この頭打ちが1年以上続いているというのは何らかのマーケットシグナルです。

ウォールストリートの投資家たちは将来の悪影響を株価に織り込むことについては早耳ですから、何かを投資家たちが気にしているということなのです。