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「革靴離れ」はなぜ起きたのか?スニーカーブームのウラで何が…

もはや自然の流れなのか

『お洒落は足元から……。』なんてコピーを耳にした事があるだろう。

毎日のお出かけ着として、真っ先に選ぶのは洋服、アクセサリー、カバンの順。そして、最後の選択となるのがだいたい靴である。おざなりにしてしまいそうで、スタイリングを決める上で重要なポイントとなるのも靴。今回はメンズ靴市場で起きている「革靴離れ」と「スニーカーブーム」について考えてみたい。

 

メンズ靴の主役は革靴からスニーカーへ

今や空前のスニーカーブームといわれている。世界的な一大ブームといっても過言ではない。あのラグジュアリーブランドのルイヴィトンでは100万円を超えるスニーカーを扱っているし、グッチやプラダにだってしっかりと高額スニーカーが品揃えられている。最早、メンズシューズの主役は、革靴からスニーカーへ交代してしまっているかのようだ。

スニーカーブームといって思い出すのはナイキの「エアーマックス95」。もう今から24年前のことだが、当時は「マックス狩り」といった社会現象まで生まれたほど。スマップの木村拓哉氏がドラマの中で履いていた事もブームの拍車となった。裏原ファッションが全盛だった頃の話で、ヴィンテージデニムも高値で売買されていた懐かしい時代でもある。

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近年のスニーカー人気にひと役買ったナイキの功績は大きい。その代表モデルのひとつが「エアージョーダン」シリーズだ。

エアージョーダンⅠ(ファースト)は、1985年にマイケル・ジョーダンが在籍していたシカゴブルズのユニフォームカラーと連動させた赤×黒のカラーリングが人々を驚かせた。当時のNBAは違反であると警告し、罰金を払って試合に出場しなければならなかったが、かえってそれが話題を広めることにつながった。