髙橋洋一「私をファシスト、レイシストと呼ぶ議員にお伝えしたいこと」

イデオロギー先行ではなく…
髙橋 洋一 プロフィール

「消費税減税研究会」の経緯

筆者は11月28日、馬淵澄夫衆院議員とれいわ新選組代表の山本太郎氏が共同代表をつとめる「消費税減税研究会」に講師として招かれ、国家の財政破綻について話した。馬淵代表は、先日交通事故に遭い入院中のために欠席だったが、山本代表をはじめ出席者とは真剣な討論ができた。

 

まず、馬淵氏の交通事故について触れておこう。11月4日夕方、奈良県の山道で、馬淵氏の妻が運転する車が山肌に接触する自損事故を起こした。事故があと少し遅く日没でドクターヘリが飛べなければ、救急車で運んでも手遅れになったというくらいの重傷だった。

馬淵澄夫衆院議員(2011年、Photo by gettyimages)

筆者は馬淵氏と事故直前に会っていたこともあり、事故後にすぐ電話をかけたが、内臓損傷、手足の骨折で命の危険もあると聞いて本当に驚いた。幸い、氏は11月30日に退院したとのことで、リハビリに移っている。年明けには「I'll be back」となるだろう。筆者の勉強会の様子も動画で確認したらしく、感謝の電話をもらった。

さて、筆者が勉強会の講師に招かれたことについて、今回かなりの反対があったようだ。事務局長を務めている宮崎岳志氏のツイッターをみれば、それがわかる(https://twitter.com/MIYAZAKI_Takesh/status/1199971650743099393)。

なかでも、参加予定だった石垣のりこ参院議員は、ツイッターで筆者を「レイシズムとファシズムに加担するような人物」と非難していたのだが、いわれのない中傷で驚いた。

勉強会後に、書き込みの根拠についてお尋ねしたが、まだ回答はない。最近の国会議員のあいだでは、以前このコラムでも取り上げた森ゆうこ議員をはじめとして、民間人を誹謗中傷するのが流行っているのだろうか。もっと国のためになる議論をしてもらいたいものだ。

筆者の書いたものや話した記録をみればわかると思うが、ファシスト、レイシスト呼ばわりされるような内容のものはない。また、筆者は理系出身の数量政策学者であるので、イデオロギー先行で語ることはない。イデオロギーとロジックやデータを峻別しており、後者に基づいて論じている。

左派系の人に限らず、世の中にはイデオロギーとロジック・データを混同したり、イデオロギーのみで語ったりする人が多い。そうした人たちはすぐ出口のない言い争いに陥りがちだが、筆者はロジック・データで語るので、どのようなイデオロギーの人とも対話が可能だ。右派でも左派でも呼ばれれば講演をするし、依頼を受けた事項以外に余計な話をしないことは言うまでもない。

 
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