一生懸命書いた記事を茶化されたショックか、初対面の人ばかりのこの場を盛り下げないように頭をフル回転させていたからか、わからないが、とにかく固まってしまったのだ。

「ええと……」

私が言いよどんでいると、両隣の男たちも、会話に加わった。

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「今日もそのブラ、つけてきてるんでしょ」
「ちょっとテーブルの上に乳、乗せてみてよ」

耳を疑った。それはちょっと、度が過ぎてはいないか。

これが完全にチャラい集まりで、お酒もたくさん入った宴もたけなわ状態だったら、ある程度覚悟はできたと思うが、さっきまで真面目に仕事の話をしていた人たちだったので、予想できなかった。

限界に達し、女友達に助けを求めたが…

私の胸に関することを誰かが発言すると、ドッと笑いが起きて、また誰かが乗っかり、話の渦はどんどん大きくなっていった。

「え〜、嫌です」「勘弁してくださあい」と、声を2オクターブほど上げて、笑ってあしらったが、きっと私の顔は引きつっていたと思う。

しかし、場は収まらず、ついに横から胸のあたりを指でツンツンと突かれはじめたので、たまらず私は席を立った。

4人ほど、私を誘ってくれた友人を含む女性陣が固まっているエリアに行き、助けを求めた。この時の絶望感を、私は忘れもしない。