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東芝「東証1部復帰」工作にチラつく経産省の驕りと安倍政権の意向

あれだけの不正があったのに、もう…?

東証で進む「東芝救済策」

「こんなのどうみても東芝救済でしょ。まだ粉飾問題からいくらも経ってないのに、すぐに復活したら、反省なんてしない」

ある銀行系証券ストラテジストはこう吐き捨てる。

東京証券取引所が、来年にも2部市場から1部市場への移行基準を緩和する見通しだ。しかし市場関係者の間では、「巨額損失で債務超過となり2部へ降格した、東芝を救済するための措置ではないか」との批判が高まっている。

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東芝は、2006年に買収した米国原子力大手ウエスチングハウスが、世界的な原発不振のあおりで経営難に陥ったことにより巨額損失を計上した。債務超過に陥った東芝は、2017年8月に東証2部に降格した。

名門企業の証である「1部上場」のステータスを失った東芝は、「2軍で永遠に時価総額トップ」と揶揄されるようになった。

 

2部への降格は、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)の構成銘柄から外れることを意味する。東芝には、株価指数に連動する投資信託などからの資金が入らなくなり、株価は粉飾問題発覚前の6割以下という低水準で伸び悩んできた。